エクソソーム点滴

エクソソーム点滴とは

エクソソームは幹細胞から分泌される物質で、抗炎症作用と組織修復効果があるため、脳卒中、肝硬変、がん、リンパ浮腫、関節疾患など多様な疾患の治療に応用されています。
また、幹細胞による美容効果の多くも、エクソソームが重要な役割を果たしているとされています。
エクソソーム点滴は、これらのエクソソームを全身に供給し、血管の若返りや新生を促進することで、身体と脳のパフォーマンスを最大限に引き出すことを目指しています。

期待できる効果

血管新生

エクソソームの大きさは30〜100nmと極めて小さいので、血流を通じて全身に運ばれます。
組織間を自在に移動し、抗炎症・抗酸化を促進。弾力のあるしなやかな血管へと導きます。

• 脳卒中／心筋梗塞の予防
• アレルギ性疾患改善
• 免疫力向上

認知機能回復

エクソソームはアルツハイマー型認知症の原因物質であるアミロイドβやタウタンパク質の増減に影響を与えると考えられており、認知機能にも好影響をもたらすことが期待されています。

• 不眠改善
• 集中力UP
• 認知症予防

抗老化作用

エクソソームの投与によってマウスの老化が軽減され、健康寿命の延長にも影響を及ぼしたことが示されています。
このことから、肌や頭皮も含んだ全身の抗老化作用が期待できます。

当院で使用しているAZACLI のエクソソーム点滴はここが違う

抗老化に特化した M2Pエクソソーム™ を採用

抗老化作用を最大限に引き出すために、当院では選りすぐりのエリート幹細胞から抽出した「M2Pエクソソーム™」を採用しています。
抗酸化を促進し、抗老化作用を強く後押しします。

「M2Pエクソソーム^™」とは

M2Pエクソソーム™と従来のエクソソームとの一番の違いは、優れた抗老化作用が期待できるという点です。
その背景を詳しくご説明します。

老化の根本原因は炎症

老化は、全身の組織で生じる慢性的な炎症が原因となって引き起こされます。
細胞の損傷、遺伝子の機能低下、免疫能力の低下は、全てこの炎症に起因すると言っても過言ではありません。
こうした変化は、各種疾病や障害のリスクを高め、健康寿命を脅かす大きな要因になります。

炎症を司る2つのマクロファージ「M1」と「M2」

炎症にはM1、M2という2つのマクロファージが関与しています。
M1は炎症反応を担い、炎症の元となる細菌や病原体を攻撃・排除する働きがあります。
一方、M2には炎症後の組織を修復する働きや、抗炎症作用があります。
したがって、老化の進行を抑え、より優れたアンチエイジング効果、さらにその先のリバースエイジング（若化）を期待するのであれば、M2マクロファージが優位の状態を目指すことが重要になります。

選ぶべきは「M2」を増やすエクソソーム

エクソソームはマクロファージの産生に影響することが知られていますが、M1、M2といったマクロファージの働きを踏まえると、抗老化作用という観点ではM2マクロファージの比率を上げるエクソソームの投与が理想的だと考えられます。
実際、最近の研究ではM1マクロファージの投与が老化の進行に拍車をかけることが明らかになっています。
M1マクロファージの培養上清液を添加することで、線維芽細胞に含まれる老化細胞の割合が大きく上昇したのです。

以上のような背景のもと誕生したのが、当院が採用する「M2Pエクソソーム™」です。
M2Pエクソソーム™は、M1マクロファージ（炎症性）からM 2 マクロファージ（ 抗炎症性）への分極化（polarization）を促進します。
つまり、組織の抗炎症性を高め、老化の根本原因である炎症を抑えることで強力な若返りを促すのです。

このM2Pエクソソーム™は、脂肪由来幹細胞の5,000個に1個の割合で存在するエリート幹細胞のみを培養して得られます。
言うなれば抗老化に特化したハイスペックなエクソソーム。
免疫細胞にシグナルを送り、炎症を抑え、血管新生、組織修復を促す働きがあります。

M2Pエクソソームは、通常の脂肪由来幹細胞の5,000個に１つのエリート幹細胞のみをセレクトし、それを培養することで抽出します。
エリート幹細胞は若く、増殖速度も非常に速いのが特徴です。

副作用／注意事項

• 点滴部位に一時的な痛み、内出血が見られる可能性があります。
• アレルギー反応を生じることがあります。
• 悪性腫瘍を治療中の方、または寛解から間がない方については治療をお断りすることがあります。
• 既往歴、現病歴、手術歴、服用中のお薬、アレルギーなどについて伺いますので、事前問診にてご申告いただきますようお願いいたします。

施術の流れ

料 金

1V=1ccで、点滴は2Vからの投与となります（推奨は2〜4V／回）。
効果をご実感いただくため、複数回の投与をおすすめしています。
投与の間隔は1～2週間が望ましいです。

初回

２回目以降

よくある質問

 1回の治療でも効果を実感できますか？

エクソソーム治療は繰り返し受けていただくことでより大きな効果をご実感いただくことができます。
当院では、まず1～2週間ごとに3ヵ月（計12回）の投与をおすすめしています。

エクソソームはRNA（遺伝子の一種）の働きを活用するようですが、遺伝子情報が改変されるなどの心配はないのでしょうか？

エクソソームに含まれるマイクロRNAの遺伝子情報は、核内に取り込まれることがありません。
したがって、遺伝子情報が改変される心配もありません。

投与したエクソソームが癌化や拒絶反応を誘発することはないのでしょうか？

エクソソームには癌化に直接関連するシグナルはありません。
よって、正常な細胞を癌化することはありません。
ただ癌細胞が体内にある場合にはそれを活性化する可能性はあります。拒絶反応は生じません。

どのようなドナーからエクソソームを抽出するのですか？

若く健康なドナーから抽出します。
若いドナーから抽出したエクソソームは、幹細胞自体を若返らせるとの研究結果もあります。